2019年2月13日、O山師匠と、越中の百山『袖山』にプチBCへ。
前日、知人に
「袖山へ行ってくる」と言ったところ、
「さ、どこにある山け?聞いたことないわ~」
と返されたこともあり、ここですこし概略を。
袖山…
八尾町の南、仁歩地区と大長谷地区にまたがり、東に祖父岳、西に高峰があってその中間に位置し、西麓を大長谷川が半月型に巡る。独立峰的な存在である。
北側に住んでいた里人は「高の山」といい、南西の大長谷地区の村人は、西方にゆるく張り出した尾根が袖の形に似ているので「袖山」と呼んだ。
中腹にはこの山に依存して炭焼き,和紙漉、養蚕等を主業としてきた良友、横平、専沢、二ツ屋、越後谷、安谷と6つの集落があったが、すべて廃村となり、今は林道を残すのみ。袖山の中腹から下は杉の植林だが、上は落葉広葉樹の2次林である。
登山道は無く、ヤブ漕ぎして登っても展望はきかない。(後略)
民明桂書房刊 「富山県山名録」より
さて、決行日、八尾のコンビニでO山師匠と合流。
スタート地点となる八尾町中山へ向け、酷道472号線をひた走ります。
大長谷第二発電所の少し先にある中山橋に到着。
ここから取り付く予定にしていたのですが、予想以上に積雪が少ない(汗)
協議の結果、ここから出陣するのは止め、
もう少し上流部の大長谷地区入口の橋で対岸に渡り、
右岸側の道路を引き返し車で上がれる所まで行ってみようということに。
右岸側の道路は除雪はされていませんでしたが、
師匠はFF車にもかかわらず果敢に攻める(笑)
しばらく進むと路肩に退避所のようなところがあったので、そちらに駐車。
ここから適当な取付点に向かう事とします。
コース紹介
距離: 6.4 km
最小標高: 410 m
最大標高: 852 m
累積標高(登り): 578 m
累積標高(下り): 487 m
行動、開始
9:05 装備を整え出陣です!
が、
開始早々、普通に使ってただけなのに、
何故かポールの連結部が折れるという予期せぬトラブルに見舞われテンションガタ落ち(汗)
師匠に加工して貰った木の枝をポール内部に挿入、ダクトテープでグルグル巻きにし
とりあえず応急処置。先が思いやられます。
気を取り直し、杉林を登ります。
しばらく登ると下部の林道に合流。
この辺りは『立山森の輝き』という優良無花粉杉の植林を推進しているそう。
世の花粉症に苦しむ人々の為にも頑張って下さい。
陰ながら応援してます。
再び杉林に突入。
『立山森の輝き』かは分かりませんが、鼻はムズムズしません。
杉林を抜けると、積雪量も増してきました。
低山ながら雪質も申し分ありませんが、、、
かなり藪がうるさくなってきました。
帰りココ滑るんですか(笑)
少しガスが掛かり幻想的な雰囲気になってきた林をしばし進むと、、、
11:00 袖山山頂到着です!残念ながら眺望はありません。
証拠になる山頂標板などを探しましたが見つからず。
せっかくなので、師匠と記念にツーショット(笑)
軽く行動食を摂ります。小雪がチラつくなかで食す羊羹は格別です。
その後、師匠に連れられ、この先にある北東斜面を偵察滑走に行くも、
滑走間もなく再びポールが折れ、転倒。意気消沈して山頂に引き返す(涙)
ポールを補修したりしながら山頂で待つ事30分、滑走を楽しみ満面の笑みを浮かべた師匠が戻ってきたので、昼食を取る事と致します。
寒いといってツェルトに包まる師匠。たしかに暖かそうですね…。
そんなこともあり、食事の後はツェルト設営訓練(笑)
竹ペグでアンカーを作ったり、ツェルトの裾をスキーで固定したり色々試行錯誤してみましたが、この張り方は時間が掛かりすぎる(汗)
雪上で手早く設営出来るようレクチャーを受ける。勉強になりました!!
そんなこんなで、滑走準備を整え下山を開始します。
気持ちが良かったのは上部の僅かな区間。
まもなく藪スキーの洗礼を受ける!ポールが再び折れるッ!!
ただでさえ技術が無いのに、ポールが片方しかない状況だと上手く滑れず何度も転倒(汗)
いかにポールに頼り切った滑りをしているのか身に染みました。練習あるのみですな。
なんとか上部の林道に合流。残りはあとわずか。
下部の林道まで降りてきました。
あそのまま林道を滑り駐車地点へ無事帰還。
O山師匠、今日もご一緒頂き、有難うございましたm(_ _)m
もっと精進しておきますので、またお付き合い下さい(笑)
本日のコースタイム
駐車地点<1:55>袖山山頂<0:50>駐車地点
※休憩含まず
越中の百山 22/123